ビール系飲料レビュー・2016/03月-04月

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さて、2月はちょっと小康状態のようだった新商品リリースも、3月の声を聞くとお花見シーズンが迫ったせいもあってかドカドカとラッシュが押し寄せ、こうして飲みながら記事を書いている自分としてはフォローしきれなくなってきたこの頃。

そんなこともあって月末も過ぎ月も改まってしまいましたが、3月~4月のレビューということで、いってみましょう。

◎キリン『一番搾り 小麦のうまみ』限定醸造。
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近頃はホップの初摘みがトレンドみたいだけど、これはたぶん麦の初収穫に合わせたのかなあ。

さて、テイスティングをば。
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思ったより軽い。
爽やか系な感じ、かな。

裏にはこんな説明書き。
裏にはこんな説明書き。

考えたら作物の初物って、新じゃがにせよ新タマネギにせよなんでも軽いわけで。
でもその代わりに新鮮さや青臭さがウリ。
それが小麦にも当てはまるのかっつうと…うーん。難しいのかなァ。

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アルコール度数はちょっと軽めの4.5%。そういえば近頃「生ビール(非熱処理)」っていう表示なくなったなあ。食品表示法が変更になってるのかな?

「○○づくり」シリーズや初摘みのほうが好みっす。断然。

…やっぱり薄いよ、これ。

 

◎サントリー『春の旬味』限定醸造。
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「春の味覚と、爽やかビター」らしい。

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うーん、「スッキリ」という感じ。軽い。くどくない。
キリッとした苦味。キレがいい。

すっきり
すっきり

ゴクゴク飲むにはいいバランスかなあ。

最近はこんなコピーを入れるのが流行りなのか?
裏面。最近はこんなコピーを入れるのが流行りなのか?

とはいえどの新銘柄でも結局は”ポテチとバタピー”が肴になっちゃうんだな…

ところでやや冷やし過ぎて、最初コップに注いだときにシャーベット状に凍ってしまいました。
まあ、これはこれでオツなもんなのだが。

シャーベット状になってしまった
シャーベット状になってしまった

※この現象についての化学的ウンチクはググッてね。ヒントは”過冷却”。たぶん。

まあ、ここまで冷やすのはちょっとアレだけど、キンキンに冷やして屋外で飲みたい味ではあるね。
春だけじゃなく、初夏の頃くらいまでは出回ってて欲しいかな。

 

◎サントリー『ザ・プレミアムモルツ ダイヤモンド麦芽増量 初仕込』限定出荷。
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これたぶん1月の新商品だと思うんですが、見逃していたようなので。

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相変わらず「初仕込」「初摘み」系は色が薄い。
これはどのメーカーでも共通の様子。

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やや甘みを感じる、かな?
…うん、甘い。

それと後口に微かな薫り。

まあ、普段のプレモルよりは上手いかも。

 

◎サントリー『ザ・プレミアムモルツ』香るエール。
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色は、かなり透明度が高い感じ。
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泡はキメ細やか。

下部の説明には…
下部の説明には…

「フルーティで爽やか」らしい。

うーむ。
香りは確かに普段のプレモルよりも軽やかな感じだけど…
フルーティ、とまでは、どうかなァ。

フルーティ感よりは苦味とかホップ感のほうが際立ってるような。

でもその分甘みが減ってるようにも思う。味わいなら普段のほうがいいんじゃないかなあ。

 

◎アサヒ『プライムリッチ』国産ゴールデン麦芽使用。
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“最高級のコク、最高級の香り”だそうだが…
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あわあわわ…
あわあわわ…

泡が粗い。

うーん…

苦さと後口が酸味がある。雑味も目立つ。(クリアなのに…)

これはあんまり好みでないなあ。

 

◎アサヒ『DRY PREMIUM ギフト限定醸造』濃厚熟成熟成仕立て。
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裏側はこんな意匠
裏側はこんな意匠

昨年10月の製造らしいから、たぶんお歳暮商戦用の商品だったのかな?

濃い。ひさびさに濃い。
濃い。ひさびさに濃い。

色はやや濃いめ。

うん。コクがあって、その割に飲み口は重くない。
後口もいい。イヤな酸味も残らない。香ばしい香りが残る。
これはいいビールだなあ。アサヒもこんなのを定番で出してくれればいいのに。

あれ? これは「生ビール(非熱処理)」の表示があるな…
てことはこの「生ビール」っていう商品じたいが減ってる、ということなのかな…?

 

◎アサヒ『アサヒ・ザ・ドリーム』-究極のコクキレ-。
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え? これ生ビールなの?
糖質50%オフなのに??

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色が薄い。
まあ50%オフだからそれは当然か。

さて、味見。



うっすーいっ…

いやいやいやいや、これはもう俺の中では「味が無い」っていうレベル。
微かに苦味をアサッテのほーーーーーーーぅで感じる程度。
下の中心の味蕾、なんにも感じないです。

いちおうまがりなりにも「ビール」ですからね、さすがに発泡酒みたいなエグ味や雑味はないけど。
でもやっぱ物足りないです。正直このあとで改めてビールを飲みたいくらい。
(それじゃ糖質オフの元も子もない)

うーん…同じ値段だし、これならべつにフツーのでいーや。

アサヒが”ドライの呪縛”から開放されたのはいいと思うんだけど。
(でも同じく”D”が頭文字なのは、やっぱヒット商品に肖ってのことなのかなァ…)

 

◎ヱビス『ジョエル・ロブション 余韻の時間』
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前の記事で『じょえるろぶしょんって誰?』と書きましたが、その後写真を見てすぐわかりました。
あのグルメの四角い顔のおっさんですね。
ロブション自伝 (中公文庫BIBLIO)そうそう、この人この人!!

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香りがある。フルーティ、というか、なんだろ。軽やか。
そのくせ苦味はしっかりある。

最後はちょっとオマケです。
◎Orion『オリオンスタイル』沖縄製造。

別に季節限定でも限定醸造でもないんだけど、近所のスーパーで打ってたのでゲット。
ということでついでに。

まずはひと口。

あれ?

甘いぞ??

あーでもすぐにそれは抜けて、いわゆるよくある「軽め」のビール系飲料独特の苦味と酸味。
んー、これはごくごくフツーのアレです。

甘さ、苦さはそれなりに軽めのバランスで感じるけれど、真ん中の、旨味をあんまり感じない。
ドーナツ状の味わい。

不味いとまでは言わないけど、進んで買う銘柄とは言えないなあ。
まぁ嫌な雑味みたいのはないんですけどね。悪酔いしそうな雰囲気はないです。たぶん翌朝はスッキリ起きれると思う。
んー…。

正直オリオンビールは好きだしがんばって欲しいので、あまり評価は辛くしたくない、というところ、かな。

*   *   *

さて、春ということで、限定モノだけでなく桜を意匠したスペシャルパッケージでの販売も今回はかなり目立つところ。

桜パッケージ三銃士を連れてきたよ
桜パッケージ三銃士を連れてきたよ

桜の咲く前にソッコーで見なくなっちゃったけど、これもそうですね。

麦とホップはけっこう好きだぞ
麦とホップはけっこう好きだぞ

そんな中で、これくらいは試しておきましょうかね。

◎サントリー『金麦』

正直、金麦は体質に合わないのだが…
正直、金麦は体質に合わないのだが…

覚悟して試飲します。
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…あーダメ。やっぱり。
ひと口飲んだだけで、金麦独特のあの後口の甘い感じと、雑味が残るのが苦手っす。

なんでこうも自分には合わないんだろ。金麦。

また明日も残るかなあ…

 

口直しに、定番の
◎キリン『一番搾り』
で締めてみましょうか…
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まあ、これもただ桜のパッケージに変わってるだけで中身はなんにも違いはないわけなんスけど。

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うむ。一番搾りはやはり一番搾り。

 

と、いうことで、時はお花見本番まっ盛り。
またどうなることやら気がかりですが、次回もお楽しみに~。

 

 

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